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新宮川ダムsinmiyakawadam

   概要
   事前放流
   諸元
   写真
   図面
   水質状況
   源流

新宮川ダムの概要

 
  •  新宮川ダムは、会津宮川地区(会津美里町、会津坂下町)の会津盆地に広がる約4,500haの受益地に水を供給するために建設された農業用の利水ダム(第4類)である。会津宮川地区の位置は、1級河川阿賀野川水系支流宮川上流、福島県大沼郡会津美里町松坂地先に築造されたダムで、堤高69m、堤長325m、堤体積480千m3の重力式コンクリートダムである。
  • 新宮川ダム記念碑 新宮川ダム湖名「会津美里湖」 新宮川ダムによって形成される湖の名称は、広く関係町村の住民の方々からの公募により、「会津美里(あいづみさと)湖」と命名されました。
     これは、新宮川ダムの所在する町のこと、また、ダムの水により地域が水に育まれた美しいふる里にすることを祈念し、数多くの方から寄せられた案をもとに決定しました。新宮川ダムとその湖が広く地域の方に親しまれ、大切に活用され地域に大いに貢献することを期待しております。
  • 新宮川ダムの建設の特徴として、
     ①農林水産省で初めてRCD工法を採用し、建設工期の短縮と省力化を図りコスト削減を図った。
      
     ②プレキャスト監査廊(現場打ちではなく、事前に造った監査廊)を採用し、工期短縮を図った。
     ③ダムからの放流落差を利用した小水力発電を行っている。
  •  ダムの財産所有は、国(東北農政局)、管理主体は福島県(福島県会津農林事務所)、操作は会津宮川土地改良区が行っており、県職員1名、改良区職員2名が常駐している。
  •  新宮川ダムの概要書は、ダウンロードサイト
  •  新宮川ダムのダムカード情報は、ダムカードサイト


新宮川ダムの事前放流

  •  事前放流は、台風の接近などに伴い、想定を超える大雨が予想される場合に、大雨に備えて、あらかじめ利水容量の一部を放流するものです。【事前放流の実施(2020年(令和2年)より運用開始)】
     本来、ダムはダムの目的(利水または治水)が決まっており、その目的のために運用するように定められております。新宮川ダムは利水目的のためのダムであり、治水をすることはありませんでした。この事前放流の実施により、ダムの水位を下げて、洪水調節のための容量(ダムに貯められる水量)を増加させることで、洪水被害の防止・軽減を図ります。
     新宮川ダムでは、210mm以上の降雨量(48時間の雨量)が予測される場合に、事前放流を実施します。事前放流は、最長で3日先までの予測降雨量を基に放流を開始するため、雨が降り始める前(場合によっては晴天の時)から放流を行うことがありますのでご注意下さい。
     この運用は、全国のダムで実施されるものであります。詳しくは国土交通省事前放流ガイドラインで確認して下さい。

新宮川ダムの諸元

一般事項 河川名 1級河川 阿賀野川水系宮川
ダムの目的 農業用利水ダム(第4類)
ダムの湖名 会津美里湖(あいづみさとこ)
位置  (左岸)福島県大沼郡会津美里町松坂字清水端
(右岸)福島県大沼郡会津美里町松坂字柿木平 
基礎地盤  花崗閃緑岩、石英班岩、宮川流紋岩 
ダム形式  重力式コンクリートダム(RCD工法) 
ダムの高さ  69m 
ダムの長さ  325m 
ダムの敷幅  約68m 
堤長幅  4m 
ダム天端標高  EL 516.70m 
堤体積 480,000㎡
ダム上流勾配  鉛直(フィレット部1:0.6) 
ダム下流勾配  1 : 0.83 
貯水池              かんがい面積  4,310ha (計画時)
流域面積  直接流域 40.7k㎥
満水面積  0.463k㎡
総貯水量  10,320,000㎥
有効貯水量  9,300,000㎥
利用回数  1.1回 
最大取水量  8.822㎥/s 
計画堆砂量  1,020,000㎥ (250㎥/k㎡/年) 
設計洪水位  EL 514.80m 
サーチャージ水位  EL 514.70m 
常時満水位  EL 513.20m(クレスト高)
最低水位  EL 481.70m 
利用水深  31.5m 
網場設備  形式  3点係留式
フローティングネット 1式(延長 435.4m) 
通船ゲート 1基(自動施錠式通船ゲート)
係留ゲート 1本(延長 69.0m)
洪水吐        形式 全面自由型(クレスト部)
放水路 堤趾導流型(流水落部) 
設計洪水量  A=280㎥/s、B=100㎥/s、C=940㎥/s
根拠C項(比流量)940㎥/s 
越流水深  1.6m 
越流堰長  241.2m 
ゲート  非調節型(ゲートレス) 
減勢工  副ダム方式(副ダム型跳水式) 
取水設備         型式(取水口)   ダム堤体取付型円形多段式シリンダーゲート
Φ1,750 Φ2,100 Φ2,250 Φ2,500 (4段) 
利用水深  31.5m(EL513.20m~EL481.70m) 
取水深   2.0m~1.0m(かんがい期) 
取水・放水方法  堤体内に設けた多段式シリンダーゲート(機械式)により、最大
8.822㎥/sを取水し減勢した後、下流取付水路内に放流する。 
制水ゲート  1.1m□ スライドゲート 
低水取水ゲート  0.87m×1.1m スライドゲート 
凍結防止装置  解氷範囲 r=5m 
製作  IHI石川島播磨重工業㈱ 
放流設備     導水管  Φ1,100=107.1m、Φ900=8.7m、Φ400=16.5m 
大口径  (主)Φ750 ジェットフローゲート Q=8.822㎥/s
(副)□0.75 高圧スライドゲート 
小口径  (主)Φ350 ジェットフローゲート Q=1.251㎥/s
(副)□0.35 高圧スライドゲート 
製作  IHI石川島播磨重工業㈱ 
堤体内
 その他施設   
監査廊  内空下断面 2.0m×1.5m
内空上断面 r(半径)1.0m半円形
総延長 L=398.764m
左右岸階段数 231段
連絡トンネル  内空下断面 2.0m×1.5m
内空上断面 r(半径)1.0m半円形
総延長 L=58.687m 
左右岸リムトンネル  内空下断面 2.0m×1.5m
内空上断面 r(半径)1.0m半円形 
係船設備
(昇降設備)
(管理船)     
昇降設備形式 ワイヤーロープウインチ式
(動力:電動機出力 3.7kw) 
昇降設備操作方式  機側及び無線リモコン操作 
昇降速度  5.0m/分 
船最上位  EL 518.70m 
船最低位  EL 480.00m
レール傾斜角・長さ  41°、62m(レールゲージ 3.5m) 
管理船  1隻(くまたか丸) 定員5名
外機 29.4Kw(40Ps)以上 
昇降設備製作  豊国工業㈱ 
ダム観測設備     ダムコン  水象、気象観測、監視カメラ2基 
ダムコン製作  富士通㈱ 
堤体監視設備  堤体観測(変位、気温、地下水、漏水)、地震計、漏水量 
堤体監視設備製作  ㈱エムテック 
管理所建屋    建物形式  鉄筋コンクリート造 地上2階建 
延床面積  329.8㎡(1階:164.9㎡、2階:164.9㎡) 
建築面積  178.76㎡ 
附帯設備   ダム上流  大滝川観測所(河川水位・雨量)
天沼沢観測所(河川水位) 
ダム下流  松倉川観測所(河川水位)
落合中継局
宮川防災ダム監視カメラ 
かんがい期間  5/6~9/10  
事前放流対象期間 7/1~9/11 制限水位EL 510.20m
9/11~10/31 制限水位EL 505.50m
完成年 平成15年(建設期間:平成5年~15年)  
ダム本体工事  青木・フジタ・大本建設共同企業体  
連絡先  〒969-6200
福島県大沼郡会津美里町松坂字清水端丁620-3
新宮川ダム管理所
TEL 0242-55-5530 FAX 0242-55-5531  
管理者  福島県(福島県会津農林事務所)  
その他  外部サイト
  福島県会津農林事務所新宮川ダムHP(新宮川ダム)
  一般財団法人日本ダム協会HP(新宮川ダム) 

新宮川ダムの施設写真


ダム本体(上流部)

ダム本体
 
副ダム

取水口(多段式シリンダーゲート)

放流ゲート設備(左:750Φ、右:350Φ)

放流設備(手前:発電所建屋、左奥:放流設備建屋)

管理船

管理所

ダム操作卓

ダム堤体観測装置

監査廊内

網場

新宮川ダムの図面

  • ○新宮川ダム堤体平面図
  • ○新宮川ダム断面図
  • ○新宮川ダム正面図

新宮川ダムの水質状況

活動報告写真
 新宮川ダムの貯水池内の水温は、右グラフのとおりである。水温は水深15m以下となると約6度以下となりますが、それ以下にはなりません。

 新宮川ダムは、農業用ダムであり、表面から常に2mの位置から取水しております。よって、ダムからの放流は、暖かい水を下流へ放流しております。


新宮川ダムへ注ぐ清水

活動報告写真

 宮川の上流、博士川の源流近くに清水がある。その清水は、博士山のふもと、国道401号の道路沿いに湧き出ており、「夫婦清水」と呼ばれ、町内はもとより町外からも水を汲みに訪れる名水です。水温は約7℃と冷たく、手を入れてると痛くなるほどです。夏の渇水時にも涸れることはありません。

 このきれいな水が宮川に注がれ、下流の必要な地域へ使われています。

 夫婦清水の場所は、国道401号会津美里町と昭和村の町村境付近にあります。新宮川ダムから上流約11km上流にあります。
 googlemapでの位置情報
 

 なお、この情報は「あいLOVE会津」HPの『会津名水紀行』または、「うつくしま電子辞典」HPの『博士峠の夫婦清水』のに掲載してありますのでそちらもご覧ください。
 


会津宮川土地改良区

〒969-6266
福島県大沼郡会津美里町字油田1545番地

TEL:0242-54-7154
FAX:0242-54-3596
mail:
 midori-net@aizumiyakawa.jp